銭湯へ行こう

色んなことを書きます。

この曲がすごい!SOUL'd OUT編

この曲がすごい!SOUL’d OUT

 

SOUL’d OUTの歌詞、すげ~(第一声)。

高校生でジョジョの奇妙な冒険第七部SBRにハマったことをきっかけに知ったSOUL’d OUT。初めてウェカピポを聴いた時の衝撃と言ったら計り知れない。そもそもジョジョにウェカピポという名前のキャラが出てきた時点で荒木先生ふざけてんのかなと思ったくらいなので、このネーミングに元ネタがありしかもそれが楽曲であるという事実を突きつけられたときのショックはことさらに大きかった。

Wake Up Peopleで、ウェカピポ!?こんな言語センス持ってる人いる?同じ人類が歌っているとは思えないほどの高速弾丸ラップ、卓越したワードセンス、shinnosukeのバッキバキのTrack。全部が全部めちゃくちゃな上に噛み合っているので宇宙の音楽を聴いているのかと思う。SOUL’d OUTを初めて聴いた時の感想は平沢進とか人間椅子を初めて聴いた時の唖然とした感じに似ている。これから千年後にオリコンを賑わせているであろう音楽を間違って現代で発表してしまったかのような場違いな先鋭をつきつけてくる人たち代表。

高校生の頃はニコ動でジョジョのMADと言えばSOUL’d OUTDiggy-MO’だったので、定番の曲は全部聴きつくしたしウォークマンにも入れていた。が、彼らの音楽は聴きたい時に聴くとクリティカルヒットで麻薬のように気持ちよくなれる代わりに、シャッフルなどでふいに流れてくるとウワッ!味が濃い…と胃もたれしてしまうことが多々ある。当たり前だが普通にスピッツとかアジカンとか聞いている時に超高速未来型弾丸RAPが怒涛の勢いで耳に流れ込んできたら誰だって怯む。

あの頃はYOUTUBEのコメント欄にある「ダサいけどカッコいい」という評価に流されて「確かにメチャクチャカッコいいけど、これって“ダサい”んだ…」と納得してしまっていたが、今聴き返すと全くダサくない。ただカッコいいだけ。PVの独特なセンスに引っ張られてダサいと思っている皆さんへ、音源だけ聴くと全くダサくありません(PVはダサいのか…)。

何よりSOUL’d OUTの楽曲で特筆すべきはその独特な歌詞。もっと言うのならDiggy-MO’の紡ぐワードの心地いいリズム感と、抜群のワードセンスと、巧妙な物語性である。SOUL’d OUTのラップは日本語と英語がほとんどフィフティフィフティの割合で混在しており、そのため「ほとんど英語だ」とかディスられていた経験もあるくらい、日本語ラップにしては比較的英語が多めだ。しかし注目すべきはDiggy-MO’の「言葉」に対する真摯な姿勢である。「アアラララアァ!」など、一聴するとかなり面白い発声とかに目が行きがちだが、日本語にも英語にもすさまじく真面目かつ精緻な視線を持っているソングライターなのだ。リズムによって紡がれる「歌」の側面と、意味を持って語られる「詩」の側面、どちらにも気を配って、本当の意味での「歌詞」を書いているものすごい人物だと思う。

というわけで個人的に「すげ~」と思うSOUL’d OUTの歌詞を挙げて行こうと思う。日本語ラップに嫌悪感を抱いている人でもSOUL’d OUTに関しては違った感想を持つのではないだろうが。まあSOUL’d OUTのようなHIPHOPグループは日本に彼ら以外いない上に、もう解散しているのだが…(メインMCのDiggy-MO’はソロ活動をしており、他のメンバーも各自で活動を続けています)。

 

ウェカピポ

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SOUL’d OUTを語る上では欠かせない楽曲であり、メジャーデビューのきっかけになった曲でもある。もう歌いだしからすごい。

「秘めた巨大なPower」←分かる

「そびえ立ったTower」←まだ分かる

アスファルトに網目状にひびが入るような地響き」←!?!?!?

畳みかけるような三フレーズ目で耳を疑うことになると思う。アスファルトに網目状にひびが入るような地響き!?この時点でもう「普通じゃない」ということがビシバシ伝わってくる。

サビも凄い

「荒荒荒波立つここはURBANNITE ウェカピポ!

若若さの中不確かな迷いとか ウェカピポ!

逆逆逆さまWORLDの孤独に強く ウェカピポ!

まだまだ戦わねば真実はどこだ AH AH AH AH!」

こんな白紙の上で歌詞を列挙しても二割くらいしかすごさが伝わらないので今すぐYOUTUBEで視聴してほしい。想像していたスピードの三倍くらいの速さで最初の二文字を繰り返し、波のようにリズムを生み出す手法をこれでもかと利用して最高のグルーヴを発生させている。ここまで聴いたら麻痺してしまうのだが、冷静に考えるとWake Up Peopleを「ウェカピポ」と歌っているのも凄い。発音が良すぎて「ウェカピポ」に聴こえるわけではなく、「ウェカピポ」という歌詞なのだ。尋常ではない。

歌詞中に入る「アラララアァ!」という音声は一種の掛け声のようなもので、今のところDiggy-MO’以外に発音は不可能とされている。

 

 

Sweet Grrl パイセン

SOUL’d OUTの歌は全くダサくないしただただカッコいいというのはれっきとした事実なのだが、タイトルの付け方や歌詞の部分部分にかなりの独創性を見せてくるので、SOUL’d OUTに慣れていない人が見ると「ダッサ……」となってしまう確立が高い。この歌もそうだ。Sweet Girl センパイだけでもダサいのにSweet Grrl パイセンというワンランク上のダサさを醸し出すタイトル。パイセンという致命的なワードチョイスが一役も二役も買っているだろう。

歌詞はSOUL’d OUTにありがちな、イケてる女性を口説く、という他愛のない内容のものだが、やはり異常なリズム感によってなにか突飛に聞こえてしまう。

「Passenger sideへ 天国のような目で」

というやけに詩的で甘い表現が出てきたかと思えば

「どうだっていいことばっかり 言ってバカに イチャイチャしてるの好き」

という中学二年生か?みないなフレーズも登場するので面白い。このバースが「好き」で終わるのもなんともDiggy-MO’らしい。何より気持ちいいのはサビ(?)の

「so “S””W””E E””T”で Grrl Grrl Grrl もうハローって多分3Dで uh バレリーナ donna ディーヴァ Pour Suger 最高のステップ・アップ uh」

という流れだろう。これも聴かないと分からないと思うのだが、Diggy のSWEETの発音を文字にしてみると、「エス・ダブリュー・アンド・ダブリュー・イー・ティー」となり、重なったダブリューがかなり耳に心地よく病みつきになる。素人なら「エス・ダブリュー・イー・イー・ティー」にしそうなところを、リズム感を優先した英断。流石だ。

Cメロの気持ちよさも群を抜いている。

「got to get to know mn… パイセン silky beautiful hair 思春期ってのは…

 got my precious gold mn… パイセン 俺を誰より成長させてくれますか PLAY

  got to get to know mn… パイセン アーモンドの目 アイデンティティってのは…

 god already know 最近必要としてた情報イラナクネ?

 欲しいのはそうpopでパンチでキャッチーで全然違うヤツ」

誰がどういう状況でなにを喋っているのか全然分からないのだが、胸が高鳴る。パイセンがどのような人で「俺」がどういう感情を抱いているのかは一目瞭然だ。ここまでずっとナンパなことを言ってきて「俺を誰より成長させてくれますか」と来るのもすさまじい。Diggyの歌詞はこの二面性も魅力だと思う。ここのバースは歌詞だけでなくリズム感や後ろで鳴っている管楽器のような(?)メロディも抜群にいい。特にgot to get knowの破裂音ばかりの発音は最高だ。ここを聴くためにSweet Grrl パイセンだけを流し続けた夜もあった。

 

 

Catwalk

この曲は人気が高くたくさんの人が言及しているの思うので今更そこまで語ることもないのだが、やはり素晴らしいので少しは書いておく。Sweet Grrl パイセンと同じような、イケてる女性を口説くタイプの歌で、それ系統の曲の中では一番人気なのではないかと思う。歌詞を見る限り対象は子ネコ系のモデル。DiggyとBro-Hiはカメラマンのような立ち位置なのだろう。

Catwalkというタイトル通り、ネコをモチーフにしたようなリリックが多い。一番顕著なのは「痛い目に合う I know I’m off my onion And ヒカリモノ Mania お似合いの Mini Marmalade Magazine Camera roll smoke」という一連の流れだろう。毎度のごとく文字だけだと分かりにくいが、まさしくネコの鳴き声のようなむにゃむにゃした発音でこの複雑な歌詞を歌いこなしている。ここは多分誰が聞いても終始「にゃあぅむにゃあ」みたいなことを言っているようにしか聴こえないはずだ。

サビの気持ちよさなんて言及するまでもない。

クリッピング・ビューローも大忙しの Free Country “お願い目線もください”」

「Pretty Pretty Boo と美脚 ケイトやエマも大好きだけど今 She’s Complete」

どうやって生きてきたらこんな歌詞が出てくるのか教えて欲しい。クリッピング・ビューローが何なのかさっぱり想像もつかないが、きっといいものなんだろうと思う。ケイトやエマというモデルが実在するのかどうか気になり調べたことがあるのだが、有力な情報は得られなかった。まあ絶対どこかしらにはいると思うが…。個人的にはサビ前のぐっと盛り上がる部分も大好きだ。

一番のサビが終わった後にアクセントのように挟まれる「はいRYVITA効果スーパースラっと」という歌詞なんて一つも意味が分からないが、耳に心地いいからいいか、と寛大に流してしまう。

この曲はBro-Hiパートのカッコよさも異常である。Diggyパートの方がトリッキーな分目立つが、普通に歌う分にはありえないほどの早口と英語の多さからBro-Hiパートの方が難しい。Bro-HiはDiggyよりも若干チャラ目にモデルに絡んでくる。しかし形容詞の語彙がすさまじいため、ここでそのモデルがどんなに魅力的なのかたっぷり知ることができる。「誰もが否定しない焦がれ憧れ」「サラサラ無関係みたいにカラカラ」「騒いで洒落てウォーキング極彩色パレード」などのパンチラインは一介のチャラ男から出てくるレベルのものではないだろう。なにより終盤の「舞台裏の戦況はどう?」からの「Hey you, you and you!」のたたみかけなんて盛り上がらずにはいられない。

その後のDiggyパートもいい味を出している。

「After the show “1ブロック向こうのクリスタル広場で” ってね

 お遊び上手案外その方が上手く行ったりしちゃ ってね」

語尾の「ってね」がなんともお茶目だ。前半で「君子ネコ系 夢の街ミラノ 憧れのParisをもしのぐ今日はいかがカナ?」とかなりの大口をたたいている割に、待ち合わせ場所として指定している「クリスタル広場」は名古屋にある。こういうちょっと外したおどけ方も“らしい”。

ラストサビは今までの伏線を回収するような仕掛けがたくさん仕込まれていて楽しい。例えば大忙しだったクリッピング・ビューローが大はしゃぎしていたり、ケイトやエマじゃもう物足りなくなっていたり、何より顕著なのは「俺」の心境の変わりようだろう。「お願い目線をください」と言っていた部分が「お願いアナタをください」というように変化している。この茶目っ気でみんなやられてしまう。

余談だが、歌いだしでDiggyがモデルをナンパしているのにお気づきだろうか。「撮影に呼ばれてるから…(意訳)」とあえなくフラれているのに「ok ok I understand…Later??」と謎のしぶとさを見せているシーンが面白い。終わりから始まりまでずっと楽しめるトッポのような曲だ。

 

 

VELVET ROMANCE

割と後期の楽曲。「ひっぱたいてくれ 目覚ますまで」という強烈なフレーズから始まるスピード感のあるラップは、気を抜くと気付かないうちにどんどんと進んでしまう。歌詞カードを追うのも一苦労である。

これも分かりやすく男女間のロマンスをモチーフにした曲だ。似たような歌に「Sticky 69」などがある。こちらもカッコよくておすすめなので是非。

Magenta Magentaのように分かりやすく色っぽい感じというよりかは、どこか危険な雰囲気の情事を匂わせるフレーズが多い。

「逆さになる 逆さから覗いてみれば急に自由になる」

「昇ってく這いつくばる小宇宙 虚ろな顔」

「気に入らねえ オマエなだけに抱いてやるやら夢中で」

Diggyのソロに繋がるような、詩的で幻想的かつ官能的な歌詞が増えてくる。しかしメロディがカッコよすぎるため、何も考えずに聴いていると何かバトルものの映画の主題歌のように聴こえてしまう。

Bro-Hiパートの言葉選びの巧みさも印象的だ。特に「Baby おくれって again and again...」からの「デカダンなダンス」の発音はそれこそベルベットのように滑らかで痺れる。

サビで繰り返される「スパイクのついたLittle Dinosaur できるStyleにもっとSuger 愛を Pour」というフレーズは頭から離れなくなるだろう。スパイクのついたLittle Dinosaurとはいったい何なのだろうという探求心も相まって魅力的な歌詞だ。Cメロでも「バンビがRockするFlat ウッドランドに画いた白い花」というリリックが繰り返され、まるで洗脳されているかのような気分を味わえる。

この曲がハマった人は最近のDiggyのソロも問題なく聴けるだろう。PSYCHE PSYCHEなどがおすすめだ。

 

 

Dream Drive

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これも人気が高く、青春のキラキラした雰囲気を忠実に描いた名曲だ。特に有名なのは歌詞中の「んで真昼間だからfried potato 塩が足んねえよ 笑い止まんねえよ」というフレーズだろう。急に「塩が足んねえよwww」と言われて衝撃を受けたリスナーからはネタ扱いされがちだが、ドライブ中の高揚感、仲間といることで得られる解放感などをポップかつ軽やかに描いた名フレーズである。

「ハレーション起こして相当上がったテンション パノラマじゃおさまんない」

気分がいい、という心情を、韻を踏みながら音楽にのせてここまで仔細に書ける人間が世界にどれだけいるのか。ハレーション、テンション、パノラマという一見結びつきにくい単語を見事につなげて臨場感のある光景をリスナーに想像させている。巧みすぎる。パノラマじゃおさまらない、という描写はほんとうにすごいと思う。

Bro-Hiパートの「Call me Driver! 君はまるでDIVA! せかすなよLover これが俺の見せ場」というリリックも心地いい。シンプルな韻の繰り返しではあるのだが、どんな状況なのか軽々と想像できる重厚さがある。というかこの曲のBro-HiはHBB(ヒューマンビートボックス)をしながら歌う、という離れ業を成し遂げていてすごすぎる。音源だけ聴くと加工しているのかと思うほどだが、ライブ映像などを見ると実際に“やっている”ので度肝を抜かれる。人間離れしていないとSOUL’d OUTのメンバーにはなれないのだろう。

「あの地平線の向こうに俺たちの未来がある気がする」

「太陽に最も近い場所まで行こう」

という直球に青春な歌詞もあり、SOUL’d OUTと彼らが席巻した時代をたっぷり味わえる一曲になっている。夏に湾岸をドライブしながら聴くのが最もいい聴き方とされる(諸説あり)。

 

 

一曲一曲こんな風に書いていくとキリがないので、ここからは好きな曲と「すげ~」と思った歌詞だけ簡単に紹介していく。

 

イルカ

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「最初っからSTuTTA・LuTTA 二人が泳ぐイルカだったら」

「多分リードされても霞んで見える 月光が邪魔したりして」

この曲も言わずと知れている。SOUL’d OUTの中では比較的ポップチューンとして有名で、歌いやすいともされる(当社比)。清純なラブソングである。

サビのメロディと「スタッタラッタ」の発音が気持ちよすぎるのと、サビ前の「Quick quick quick turn」というフレーズをイルカの鳴き声に見立てているところが天才としか思えないのがポイント。「月光が邪魔したりして」なんて歌詞どうやって思いつく?

 

S.O Magic

かますRhymeのスピードはマッハ My name is Diggy 時の信者」

「共感できる知性もちなBaby 今度は君が導きなTake me」

「思うに頂点とどん底は正に同等の価値そう間違いなし」

これはSOUL’d OUTの紹介曲のような立ち位置なのだろうか。多分そう。SOUL’d OUTについてのいろんなFACTを知ることができる。Diggyって時の信者だったんだな…とか。

SOUL’d OUTがどんなグループでどんな思想でどんな音楽をやっているのか理解するのにはうってつけの一曲。歌詞の一つ一つがダイヤモンドのように切れ味鋭く、カッコいい。

 

SOUL’d OUT is Comin’

「驚くような刹那と刹那繋いでEvery Time I Think of You」

「こんなScat自然の酔うならshinnnosukeのバッキバキのTrack」

これも多分SOUL’d OUTの紹介曲。基本的にSOUL’d OUTが彼ら自身のことを歌っている曲にはハズレがない。Shinnnosukeはトラックマスターで作曲や編曲などを担っている。例にもれず彼も人間離れしている。

 

VOODOO KINGDOM

「時代をも抱いてお前を殺めんばかりのMY MIND」

「囚われたまま災いからYOU WANNA RUN AWAY OR WANNA DIE !?」

「尚も潰えない因果は重く 時の狭間で今お前を待つ」

ジョジョを好きな人の間では知名度が高い。劇場版ジョジョの主題歌に使われたことでも有名な一曲。SOUL’d OUTが荒木先生のファンだったことが制作のきっかけらしい。

ジョジョの奇妙な冒険の登場人物であるDIOをモチーフにして書かれた曲であり、とにかく歌詞の全てがカッコいい。DIOだけでなくジョジョのストーリーやジョースター家の血脈、作者である荒木飛呂彦にまで言及した縦横無尽なリリックが特徴的。本当にカッコイイ。こんなカッコいい曲があって良いのか?ヒプノシスマイクに提供した楽曲を聴いた時も思ったが、Diggyはイメージ曲を作るのが非常に上手い。

 

TONGUE TE TONGUE

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「Pink motel で週一くらいが超ラク 展開はもう急ピッチButないよ自覚」

もう歌詞がどうこうとかの歌ではないのでとにかく聴いてほしい。特にサビ。上の歌詞はメロディラインが特に好きなため抜粋。

 

ルル・ベル

「別注No.5がスゴイsometimes トッポいのも色っぽい」

「来い!ついて来いよGirl やっぱ来んなLady」

「DARLIN CAN YOU GET A LITTLE……WIT ME ??!って君に言う」

この曲も人気が高い。しかしサンプリング元の許可が取れていないのか、サブスクリプションでは聴けないので注意。ルル・ベルという女性をナンパする歌だが異様にカッコイイ。「トッポい」なんて言葉を歌詞に使って成立しているのは桑田佳祐Diggy-MO’くらいのものだろう。「ついて来いよGirl」からの「やっば来んなLady」の掌返しは何度聞いても笑ってしまう。DARLIN…からのフレーズの最後に「君に言う」という余韻をくっつけるDiggyの卓越したセンス。ちなみに「話によればウン十階建てのマンションに住んでるとか?」から始まるCメロもこの世で一番オシャレでカッコいいので注意。

 

オアシス feet. Diggy-MO’BENNIE K

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「起き抜けさんざめく小鳥のSIGNチャっと切り替えて」

「31のアイス重ね放題 占いに夢見るオトメ」

これはBENNIE KとDiggyのコラボ曲である。コラボ曲でDiggyのラップを聴くとその異質さに視界がゆがむので気を付けておいた方がいい。小鳥のSIGNに「さんざめく」という修飾をつける人間初めて見た。すごすぎる。「31のアイス重ね放題」というフレーズだけでここまでの高揚感を表現できるのか、と感銘を受けた。

 

DOPAMINE

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「今すぐさらっとさらって 受け身のキミ She’s only 16」

「Payならあとで 金貨チョコレート」

これはm-floとEMYLIとDiggy-MO’のコラボ曲である。なんだこのメンツ。異能力バトルものの中盤でトリッキーな技ばかり使うめちゃめちゃ強い色物がタッグを組んで戦う人気高い回みたいだな。m-floのラッパーであるVERBALのラップも聴けるのでお得だが、比較するとやはりDiggyの異質さに耳鳴りがするので注意。自分のパートの切り上げ方がとてもコンパクトでカッコいい。しかし「わかんなくてもSAYわかった(Linguini pasta?)わかった!」という歌詞だけは本当にわからない。

 

とここまで紹介したもののDiggyの本当の異質さはソロ曲を聴いた方が堪能できる。ソロ曲の紹介についてはまた今度。みんなでSOUL’d OUTを聴いて革命を起こそう!